キャスト


不死者(アンデッド)

人間の血を糧として、人間を死にいたらしめる、生命のサイクルから外れた異形のものたち。

レベル1;
知能は低く、頭を砕けば死ぬ。ゾンビ。肉を好む。人を殺害するが、殺害した人間を《不死者》にすることはできない。夜行性。生前の記憶がない。

レベル2;
見た目は人間とほとんど変わらず、銃で撃たれても十分もすれば生き返る。血を定期的にとらねばならない。全身を焼くか粉々にされなければ死なない。太陽の下でも動くことができる。レベル1の《不死者》を生み出す。身体が冷たい。

レベル2の不死者が死にいたらしめるほどの血を吸った人間は、レベル1の《不死者》になる。人間のときの記憶はたいていの場合なくなるが、個体差が大きいため一概には言えない。いまだ詳細については不明。

 

エーメ家

薔薇騎士団の名家。特権階級意識が強く、現薔薇騎士団たちをよく思っていない。

 

天使の耳(エンジェルイヤー)

遠くの音を聞き分ける。
耳に痣を持つ。


守護者(ガーディアン)

《薔薇騎士》を守る存在。左手に痣を持つ。
戦闘能力は人並み外れている。
ガード機能を持つ。

 

ガード機能

守護者が持つ能力で、薔薇騎士の存在を一時的に周囲から隠すことができる。

 

遠くのものを見ることができる。
こめかみに痣を持つ。


儀式

薔薇騎士団の正規メンバーになるためには候補者は十八歳になったら受けねばならない。

クロフォード家

薔薇騎士団の名家。代々薔薇騎士を輩出している。
薔薇騎士団五代目総帥のエリックの生家でもあり、現薔薇騎士の啓もクロフォード家出身となる。

 

ゴゾ島

啓の祖父であるスティーブンが隠居している島。

 


サンダー

啓のペットであり、犬種はドーベルマン・ピンシャー。  不死者に対して反応するように訓練されている。

 

事態が正しい方向に向かっているかどうか判断する能力を持つ。
うなじに痣を持つ。
ジャッジは通常イエスかノーの二択のみ。

 

代々クロフォード家が所有するゴゾ島にある部屋。
初代総帥であるアダムが作った屋敷でもある。
入った人間に必要な能力を育てるための部屋を生み出す。
他には、幻想の間、幽玄の間、先視の間、聖者の間などがある。
啓は試練の間と幻想の間の扉を開くことができた。

 

薔薇騎士のみが持つ能力で、薔薇騎士が祝福したものは、不死者を倒す武器となる。
ただし、その武器の威力は薔薇騎士の手を離れると十数分しか保たない。

 

女子修道院

マルタ島にある薔薇騎士団の庇護下にある女子修道院。
不死者に対して傷ついた騎士団員たちにとって病院的役割も果たしている。
エリックの墓も女子修道院の敷地内にある。

 

審問会(しんもんかい)

薔薇騎士団で起きた問題について話し合う会議。
正規メンバー、四家の代表と女子修道院長で構成され、
半年に一度、マルタ島の薔薇騎士団本部にて開催される。

 


悪魔の告白(デモンズトーク)

不死者の自白を促す。
特殊な声のため、この能力の持ち主の声を長く聞くと、普通の人たちは気分が悪くなったり倒れたりする。正規メンバーも例外ではないが、唯一、啓だけは例外である。
舌に痣を持つ。

 

《不死者》を倒すために創られた秘密結社。マルタ島を本部とする。
メンバー以外の者に秘密を漏らすと厳しい処罰がある。
メンバーには正規メンバーとサブメンバーに分けられる。
正規メンバーになるためには、十八歳の誕生日に《儀式》を受けなければならない。
薔薇騎士のみが総帥になる資格を持つ。

 

怪我の治療もできるが、主に《不死者》に毒された場所を治す。
胸に痣を持つ。

 

ベアズリー家

薔薇騎士団の名家。特権階級意識が強く、現薔薇騎士たちをよく思っていない。

 


先視の声(ヴォイス)

額に痣を持つ。
未来を視ることができる。
《悪魔の告白》と並び稀少な能力であり、これまでに二人しか現れていない。

 


マルタ島

薔薇騎士団の本拠地がある、地中海の島。

メイソン家

薔薇騎士団の名家。代々守護者を輩出する家柄であり、クロフォード家とは懇意にしている。

 


薔薇騎士(ローズナイト)

《不死者》を倒せる唯一の存在。右手に痣を持つ。
《薔薇騎士》からしか生まれず、儀式の前に純潔を失えばその能力は消滅する。
薔薇騎士が剣を祝福すると《不死者》を倒せる武器が生まれる。
薔薇騎士だけが薔薇騎士団の総帥になる資格を持つ。
薔薇騎士の命令は皆が聞かねばならないが、薔薇騎士は誰からも命令されない。
利己的な要求や相手を蔑む要求をすれば、能力を失う。高潔であらねばならない。

 

代々の薔薇騎士の遺品を保管している部屋で、騎士団本部内の地下にある。
薔薇騎士の遺品は、遺族が引き取る場合と、薔薇騎士の部屋で管理される場合がある。