nez[ネ]シリーズをより楽しく、より理解するための特別用語解説です。 気になる言葉があったら、本編と合わせてお楽しみください。

nez│ネ

フランス語で『鼻』を意味する。
千里は特殊な嗅覚の持ち主で、においによって相手の気分や思考さえわかる。また、優れた調香師に送られる称号でもある。 その特殊能力を使ってCASで活躍中。
ただし、嗅覚が鋭すぎるため、恋愛面においては苦戦することも……

Chemistry Adovisory Service
│ ケミストリー アドバイサリー サービス

相性診断サービス会社。通称CAS(キャス)。
五つ星ホテルのスイートルームを事務所として使用している。

パンドラ・ボックス

千里のアパートの下にあるキャバレー。
店長は元自衛官の千代子ママ。千里の自宅の続きのような場所。CASの憩いの場(!?)でもある。

ヤセッポ

千里の近所の独居老人が飼っていた雑種犬。
老人が入院したため、千里が預かり可愛がっていた。ヤセッポが亡くなったとき、鷹目が付き添ってくれて……
(nezより)

インケンメガネ野郎

千里が鷹目を罵るときに使う言葉。

クラブTAPPURI

ぽっちゃりの域を出て、たっぷりお肉のついたキャバ嬢が売りのクラブ。
例:姫花ちゃん 28歳 103kg.
このクラブで千里はものすごくリラックスして、鷹目の愚痴を言ってみたり。
(nez -Sweet Smell-より)

凍りついた月曜日
│フローズンマンデー

公安調査庁に新人としてやってきた鷹目が、上司である謳に「よろしくお願いします。ところでそのカツラはサイズも毛質も、謳管理官に合っていません。新調することをおすすめします」と挨拶し、周囲を凍りつかせ、以来、伝説化している。
(nez -Sweet Smell-より)

中之島みゆき
│なかのじま・みゆき

千代子ママの愛する失恋歌の大御所。
『失恋猫またぎ』『ロンリーウルフおとといカモン』などの名曲あり。
(nez -Sweet Smell-より)

モズの早贄│もずのはやにえ

モズ類が、餌となる小動物を木の枝に突き刺す行為。生きたまま、枝に刺さっていることもある。
(nez -Sweet Smell-より)

モズの森学園

事情があって親と暮らせない子供が集められていた寄宿学校。交通の便が悪く、隔絶された山奥にあり。二十二年前、火災により死傷者を出し、閉校。事故として処理されているが、疑わしい部分が多い。千里は10歳から12歳まで在籍。
(nez -Sweet Smell-より)

百舌山 始│もずやま・はじめ

澪、阿莉、千里の祖父。
モズの森学園の創設者で、かつては公安警察で暗躍し、権力者との繋がりも強かった。
封建的かつ独裁的な性格で家族とは感情的に隔たりがあったよう。千里と血のつながりはなし。
(nez -Sweet Smell-より)

囀る清らか乙女の会

参加資格は独身、彼氏いない歴五年以上、中之島みゆきを三十曲以上歌えること。
現在、会員は千代子ママと阿莉ちゃんのふたりのみ……。実質、ふたりが失恋ソングを熱唱する会のもよう。
(nez -Smell and Memory-より)

スノードーム

千里の宝物。
五歳のとき、初めて父親からもらい、父が亡くなってからは澪と阿莉がプレゼントしてくれる。千里にとっては大切なもの。
(nez -Smell and Memory-より)