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作品紹介
過去の罪を償うために高島一成の愛人となった智之は、
どこへ出かけるかも、何を話すのかさえも、彼に支配された日々を送るようになっていた。
でも、それが自分が一成に出来る唯一のことだから そう思っていた。
けれど、智之に苛立ちをぶつけながらも苦しむ一成の姿に、智之はある決意をする。
憎しみと愛情に囚われ、身動きがとれなくなったふたりの想いは──!?
 
酔っぱらって帰宅した高島が、智之に対して夢うつつに本音を見せてしまうシーン。会話はほぼ皆無ですが、何やら殺伐とした前半部分では唯一ほっとしながら書いた場面です。
 
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Q 椎崎先生、お疲れさまです! 『愛人関係』三部作がついに完結しました。今のお気持ちをお聞かせください。
  A 今の時点では、「本当に終わったの?」という感じで今ひとつ実感が薄いです。丸一年ほど、頭のどこかにずっとこの原稿があったせいか、何となく物足りない気もしています……。
Q 今回は『愛人関係』『愛人関係 執着』『愛児関係 初恋』と、同じ作品のなかで1冊ごとに雰囲気がまるで違うように感じました。人間の綺麗なところ、汚いところ、狂気をはらむ瞬間、様々な感情がありましたが、この三部作で椎崎先生が一番力を入れたシーン、書きたかったシーンはどのあたりでしょうか?
  A 三冊それぞれのラストシーンでしょうか。およその雰囲気はプロット段階で決めてあったのですが、それがうまく出ていればいいなあと未だに思っております。でもって一冊目、二冊目ともに「とんでもないところで終わった」ことについては、すみませんごめんなさいとしか言いようが……。
Q 過去の事故が原因で、お互いに傷を持ちながら大人になった智之と一成ですが、ふたりの関係の変化は一作ごとに決めていらっしゃったのでしょうか? ご執筆前とご執筆後で、当初の予定と変わったという部分はありますか?
  A 書いている最中は自分では判断しかねるのが常なのですが、今見直してみたらほぼ予定通りの関係性で進められたかな、と思います。枝葉部分については書きながら変わっていった部分も多いですが、それでかえってうまく嵌ったような気もします。ちなみに具体的にどこがどう変わったかについては、鳥頭にて忘却しております……。
どうでしょうか。 
Q 智之は次から次へとひどい目に遭いましたが、どういう目に遭わせよう! とか、どうやって考えるのでしょうか?
  A 特に考えたわけではなく、設定環境と主人公の性格が定まった時点で、自然にああなった感じでしょうか。 ちなみに、以前から時々「苛めっ子体質ですよね」のようなご指摘をいただくことが多いのですが、敢えてひどい目に遭わせようと画策しているわけではけしてなく、プロットの流れでそうなっている場合が殆どです。意図的に「これはちょっと痛い目に遭わせとくべきか」と思って書いたのは、拙作の中でも一作だけです。
Q 最初は自分の意志をはっきり見せなかった智之が、過去が明らかになるにつれ、隠された痛みを意識することになります。どんなひどい目に遭っても素直さを失いませんでしたが、智之のキャラクターはどのようにして生まれたのでしょうか?
  A 環境設定と、あとは祖母の人となりで方向性が決まったといいますか。智之と高島もセットな感じですが、祖母と智之も別方面でセットですね。あの祖母を大好きで懐いている孫、というのが軸になった部分も大きいように思います。
Q もう一人の主人公、高島一成もまた、過去の事故によって苦しむひとりでした。以前オススメシーンで「一歩間違えたらストーカー」とおっしゃっていたように、異常なまでの智之に対する執着ぶりでしたが、ご執筆しながら椎崎先生ご自身でも驚くシーンはありましたか?
  A 高島の方は比較的あとから出てきたことが多いので、驚くよりも「ああ、このヒトってそうだったのか」と思うことの方が多かったような。基本的に自制が効くタイプの模様ですが、その分抑えてるものが噴き出すととんでもないんだろうなーと思っていたらああなりました。もう少し暴発してもよかったかもですが、その場合は明らかに内容や展開が違っていたと思います。
Q 最終巻『愛人関係 初恋』ではふたりとも、お互いの存在の大きさを知り、過去の事故も一緒に乗り越え精神的にも一回り成長しました。これからふたりがどう過ごしていくのか気になりますが、こっそりふたりがどんな生活を送っていくのか教えていただけますか?
  A しばらくは遠距離になりますが、そのうち高島が動いてそこそこ近距離になりそうです。お互い腹は据わったということで、どちらかが主導する形ではなく、双方で一緒にいるための努力をしていくのではないでしょうか。
Q 読者さんも気になるところではないかと思うのですが、次回作はもう考えられていますか?
  A 現在、鋭意進行中です。無事に上がりますようにと願いつつ。

Q 年が明けて早1ヶ月経ちますが、2012年はどのような年にしたいですか?
  A しばらく目の前のことでいっぱいいっぱいだったので、少し落ち着いて、いろんな意味で引いて眺める年になればいいなあ、と。超・個人的には、数年前からやりかけていることが一区切りつきそうなので、春までには決着がつけばいいな、と。お仕事に関しては目の前にある複数の課題を少しでもクリアできれば嬉しいです。
Q 今年は閏年で、夏にロンドンオリンピックが開催されますね! 椎崎先生はスポーツで興味があるもの、またはやっているものはありますか?
  A 筋金入りのインドア派ですが、唯一水泳だけは好きです。が、プールが遠くなったのでここ数年は足が遠のいております……。ただ、行きたいと思う場所が大抵山の中だったり長い階段の先にあることが多いので、足腰は鍛えておきたいです。
Q 『愛人関係 執着』のあとがきで、一段落したら一人旅したいとありましたが、旅はされたのでしょうか?
  A 一段落していないのでまだ行けておりませんが、友人と真冬の京都の某神社仏閣に出かける予定です。旅行案といいますか、今とても行きたいのは伊勢神宮と戸隠神社と熊野古道。今年はせめてどれか一か所には行ってみたいです。
Q 『愛人関係』はストーリーのキーワードから付けられたタイトルですが、印象的なタイトル作りには椎崎先生のこだわりがあるのでしょうか?
  A 音とリズムと語呂と字面。……が気になりますが、現実には「そのもの」で浮かんでくることが多いので、実際にこだわっているかどうかは何とも言い難いものがあるような……。ギリギリになっても何も出て来なくて、担当さまに助けていただくことも多々ありますし。 自作タイトルの中で何となく好きなのは「優しい檻」ですね。担当さまに助けていただいた中では「非保護者」が筆頭かと。これは字面をお聞きした瞬間に「あ、凄い」と思ったのを覚えております。
Q 前回のインタビューで、プロットが過去最高に行き詰まったとありました。執筆中などにも行き詰まることなどあると思いますが、そういうときはどうしていますか?
  A 行き詰まりの原因をまず究明してから対策しますが、大抵の場合は脳味噌の中が絡まり合っていることが多いので、頭の中でぼんやり原稿を追いかけながらぼーっとするか、既読の好きな本をひたすら読み流して過ごします。そうしているうちに、「どこが」「どう」絡んでいるかわかってくるので、具体的に絡んでいる場所をほどいて修正します。……友人曰く、そういう時は見るからに心ここにあらずの何となくやばい人になっているそうです。
Q 最後に、読者の皆様にメッセージをお願いいたします!
  A 「シリーズ」ではなく「続きもの」になってしまった「愛人関係」ですが、今回ようやく完結させることができました。 おつきあいくださった皆様には、本当にありがとうございます。できることなら、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
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椎崎夕先生 公式サイト
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『10 to 11』椎崎 夕先生2作連続発売カウントダウン企画

*この企画は2010年のものになります。
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