品に関する質問です。

  • 6月1日『囀る鳥は羽ばたかない』の三巻が発売になりました。
    今の率直なお気持ちを教えてください。
  • 2巻からだいぶ間が開いてしまって申し訳ないです。待っていてくださった読者さんと、ご尽力くださった編集部、営業の皆様にも感謝です。

  • ヨネダ先生の作品で、続刊となっているのは本作品が初になります。
    巻数を重ねることで、気持ちの変化はありますか?
  • 最初は先の事を考えたりして途方に暮れてたりしましたが、現在は今その時のキャラの動向を楽しんでもらえるといいなと思うようになり、余裕を持って描けるようになりました。単巻の時はプロットが数枚で済むのでストーリーラインが一本で済み起承転結も分かりやすかったのですが、「囀る~」はラインが2本(恋愛と極道の部分)があったり過去との交錯もあるのでいつもよりは多少ちゃんとしたプロットを作っています。長い連載は初めてなのでいまだ手探り状態です。

  • 3巻になり話の流れはますます大きく、登場人物の心情も複雑になってきています。1巻発売のインタビューでもお聞きしましたが、当初の構想と異なる展開やイメージが変化してきたキャラクターがありましたら、教えてください。
  • 変化してるなと思うのはやはり百目鬼です。今巻は特に百目鬼の巻といっても良いくらいになってるかもしれません。今まで矢代同様百目鬼を「可愛い」と言ってくださっていた読者さんがショックを受けたりするかもしれませんが…(笑

  • カバーイラストについて教えてください。1巻は構図が強烈なインパクトを残し、2巻はロングの夜の雨が印象的でした。3巻は矢代と百目鬼が絡み合い、ふたりの関係性を伝えてきました。カバーイラストのイメージはどうやって決めているのでしょう?
  • その巻の内容に合うことを一番大事にしています。1巻は矢代の人となり、2巻は二人を取り巻く背景、3巻は二人の関係性の変化にイメージを当てはめました。3巻は本当は「今」描きたい絵のイメージというものが別にあったのですが、それをやると内容と表紙がどうしてもリンクしないので、そこはぐっとひっこめて今後それに見合った巻数の時の表紙にしようと思いました。

  • コミックスではカラーページも収録されています。1巻から3巻までのカラーで気に入っているものを教えていただけますか?
  • 一番気に入ってるのは2巻の冒頭のカラー(梟と雀)の絵です。構図が気に入ってます。

  • 2巻では百目鬼が矢代を守れなかった自分へのけじめとして小指を落としました。3巻で、百目鬼は大きく変わっていきます。ご執筆なさる場合、矢代と百目鬼の関係で特に注意していることはなんですか?
  • 上下関係があり、プライドがあり、衝動があり、二人がシーソーのようにバランスを保っていければと思ってます。

  • 2巻の読者さまにお答えいただきましたハガキでは、メインキャラクターである矢代と百目鬼はもちろんですが、三角と竜崎がとても人気がありました。キャラクターを創る際、重視していることはなんですか?
  • 矢代に限らず多少の矛盾や多面性があるように心掛けてはいます。

  • ヨネダ先生が予想外に気に入ったキャラクターはいますか?
  • 私というよりも読者さんに予想外に気に入っていただいたのは天羽だったと思います(笑
    私もですが脇役がお好きな方って多いなと思いました。

  • 執筆中に表現するのが難しかったシーン、楽しかったシーンを教えていただけますか?
  • 3巻は割と弱っている矢代を描くことが多くて、でもできるだけ矢代は強く描きたい気持ちがあるのですが現実を考えるとそうもいかず、その辺りが難しかったかもしれません。楽しかったのは、3巻の16話最後のあたりでわりと長めに描いたシーンです。楽しく描けました。

  • 『囀る鳥は羽ばたかない』は、現在、ihr HertZで連載中です。読者の皆様も今後の展開をますます楽しみにしていることと思います。注目してほしい点がありましたら、ぜひ教えてください。
  • やっぱり二人の関係性の変化です。展開上ヤクザ的な部分も多くなっていますが、基本的に描きたい部分はラブなのでそこを楽しんで読んでいただけたら嬉しいです。

 

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